muna log

お買いもの日記だったり、つぶやきだったり

大腸内視鏡検査を受けてみました

タイトルから想像されるかと思いますが、今回はちょっと小汚い話が入りますので気を付けてお読みくださいましまし。
 
 
内容があれなんで書こうか書くまいか迷いましたが、なんだかんだで検査から2ヶ月経っていましたよ(汗)。
 
<検査を受けた訳>
元々お腹が弱く腹痛はしょっちゅうある私ですが年末は特に具合が悪く、前々から関心のあった大腸内視鏡検査を受けてみることにしたのです。
 
10年以上前にも似たような場所に同じような痛みを感じたことがあり、そのときは胃カメラを飲んだのですが結局大きな異常はありませんでした。あとは大腸内視鏡検査をするしかないかも、と医師の言葉。でもそのときはまだ勇気が無く迷っている間に痛みは何となく落ち着いたので、それきりになっていました。
まあ、まだそのときは若かったですから下からカメラを入れられるという行為に恥じらいもありましたので。え?今でもありますよ!そこはそれ、ほら、オバちゃんになると不思議と開き直れるんです、たぶん(笑)
 
 
<病院選びと準備>
幸いにも最寄りの駅から二つ先に割と評判の良い専門病院がありまして、友人の旦那さんも毎年そこで検査を受けており、その話から好印象でしたのでそこを選びました。
もちろん、行ってすぐその日に受けられる検査ではありませんので、医師の診察を受けてからまず予約。枠は結構埋まっているようで約一ヶ月先となりました。
そして検査の2日前から食べ物に関して注意が必要なので説明書と前日の食事セット(保険外)をいただきました。
 
 
f:id:tempura-note:20140309151900j:plain
 
上の説明書きを読んで意外に思ったのは、葉物・根菜やキノコが検査にはアウトなんだな、ということ。繊維質は便秘解消に良いといいますから腸を通過しやすいのかと思いましたが、残りやすいんですねえ。
逆にお肉やお魚は大丈夫なのが不思議。動物系タンパク質は見た目は腸に負担がかかってそうに思えますが消化しやすいのでしょうかね??
 
検査前日用のお食事セットは下記のような内容。別にこのセットを食べなければならないわけではないのですが、前日になってから食べる物失敗しちゃった!とならないように販売してくれている物みたいです。楽したい私は当然これを選びました。
 
f:id:tempura-note:20140309151918j:plain
 
食事に気をつける他に前日と当日の朝に準備しなければならないことは下剤を飲むことです。
普段便秘ぎみの私は2日前の分の下剤も渡されましたが、弱い薬なのか余り効果を感じませんでした。そのときは、前日と当日の下剤で大変な思いをすることを露知らず。。。
看護師さんの指示では、
【前日夜の22時頃】ラキソベロン内服液を服用
【当日の朝】2時間かけて(薬の名前を忘れた)2リットルの下剤を少しずつ服用
私は朝の10時開始の検査でしたから、病院への移動時間も考えると朝の6時には2リットルの下剤を飲み始める必要がありました。
 
 
<前日夜の下剤でひと騒動>
検査前日の夜にラキソベロンという名の下剤を飲みました。飲んですぐには影響を感じられませんでしたが、翌朝といっても、かなりの早朝3時頃。
来ました!来ましたよー!ゴロゴロゴロ…
もちろん便秘の私は一度には出せず、時間をかけつつ何回かに分けて(苦笑)。
後半でかなりの大物を出しきれてホッとした私はレバーを回して水を流しました、流しました。が、流れない!!
便器の水位が高くなり、溢れる!(悲鳴)と思ったところでギリギリセーフ。止まってくれました。
どうしよう。トイレが詰まる現象なんて初めてだ…。うちには所謂スッポン的なラバーカップは準備していなかったのです。どうしよう!と思っている間にもまた便意は来る、来るのです。冷や汗かきそうになりながらトイレを見つめていたら段々と水位が低くなってくれました。
良かった!流れたのかな?と思い、トイレの続きを済ませてまた流してみたら、やっぱり同じ現象が!ああ、やっぱりダメだ、詰まってる。でも溢れるギリギリのところでいつも止まり、水位が低くなるのがせめてもの救いです。
なにせ、これから6時になったら2リットルもの下剤を飲まなきゃならないわけですよ(泣)。ゴム手袋をして便器の奥に手をつっこんだりして原因を取り除こうとしましたが、これといったモノは見つからず…。トイレと格闘している間に6時を過ぎてしまっていたので慌てて下剤を2リットルの水に溶かして飲むことにしました。2リットルの下剤は薄い塩水のよう。飲みづらくはないですが、詰まった便器のことが気になって気を落ち着けて飲んでいられませんでした。
 
 
<病院で検査>
病院に向かう途中でトイレに行きたくなったらどうしようと思い、実際途中で行きたくなりましたが、ギリギリ大丈夫でした。なんだか詰まった便器の水位といい綱渡り状態だわ。
検査前の支度はお尻部分に切れ目のある紙パンツを履くことと、腸の蠕動運動を抑えるための注射を打つことくらいです。注射で頭が少しボーッとするかもしれません、と説明を受け、確かにそんな感じはしましたが気になるほどではありませんでした。頭の片隅で詰まったトイレのことを考えていたからかもしれません(笑)。
検査用のベッドに横たわると、ベッドが電動で動き医師が検査しやすい高さになりました。そしてお尻を医師と看護師さんに向けて検査開始。
お腹に圧迫感を感じると思いますと説明を受けましたが、なるほどお腹の中をグイグイとケーブルが動いている感覚があります。痛いというわけではなく、うん、ホント、ぐーっと押されている感じです。少しボーッとした頭でしたが、医師の説明を受けながらモニタで自分の腸の中を観察することができました。検査時間は約15分ほど。異常無しと医師から結果の説明を受け安心することができました。カメラを直腸に入れるときも、中を動いているときも苦痛を感じなかったので楽でした。10年以上前に受けた胃カメラ検査よりずっと受け入れやすかったです。これなら毎年でも大丈夫!トイレが詰まるのは嫌ですけど…。
 
 
<でも人によって感覚は違うみたい>
私が検査室となりの控え室でお茶と飴をいただきながら休んでいると、次の検査を受けている人(女性)の声が聴こえてきました。
「痛いです、痛いです!」
結構大きな声です。私は平気だったけれど痛いと感じる人もいるんだなあと思いました。その人は結局、検査を中止したようです。
緊張したりすると良くないのかな?私は全然緊張もしなかったです。なにせ検査直前まで「詰まったトイレをどう直そうか」それで頭がいっぱいでしたから^^;
あと、私はこの検査を楽しみにしてたんですよね。まあ、もちろん重大な病気が見つかったらこんなこと言ってられなかったですが。
普段便秘で困ってる私は、腸が空っぽになる!それがとても素晴らしいことのように思えました。お腹スッキリ!って良いですよねえ。
 
 
<再びトイレと格闘>
病院からの帰り道。とにもかくにもスッポンを買わなければ!と思いました。水道工事屋さんに頼んだら2〜3万円かかると噂に聴いておりましたので、その出費は痛い、かけたくない。なるべく自分で直したいと思いました。スッポンは近所のショッピングセンターで2000円弱だったかな。
自宅に帰り着いたのが13時頃。さっそく使ってみましたが、うんともすんとも反応しません。スッポンの説明書を読むと、ひたすら繰り返し繰り返し行なう、みたいな説明書きでしたのでそれを信じるほかありませんでした。でも、もし15時過ぎてもダメだったら水道工事屋さんを呼ぼう…そう決めました。
休みを間に挟みつつ、繰り返し行ないましたが手応えを感じることができず、15時近くなり、もう一度ギュ!ポン!として諦めかけた頃に水を流してみると、あれ?あれれ?水がすーっと引いた!成功しました、ホッとした。2万円助かった!
これでようやく一段落しました。
はい、これで私の大腸内視鏡検査体験記は終わりです。便秘の方でこの検査を受ける場合は必ずトイレにスッポン(ラバーカップ)を用意しておきましょう!
 
 
ちなみに、私はこの検査のあとに3日ほど断食をしてみました。あ、でもジュースやコーヒーは飲みましたけれどね。腸がスッキリしている感覚を長く味わいたくて、たまには良いかなあと思いました。