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お買いもの日記だったり、つぶやきだったり

「三国志 8・9」

三国志 (8) (潮漫画文庫)

三国志 (8) (潮漫画文庫)

三国志 (9) (潮漫画文庫)

三国志 (9) (潮漫画文庫)


今まで読んだ巻の中で一番ドキドキした2冊です(いや、まだ先は長いけれど)。
帝の忠臣たちが曹操を討つ計画から始まり、戦いの中で一時的に主君である玄徳と離ればなれにならざるをえなかった関羽の忠義心と長い旅路が描かれています。

ストーリーが大きくうねりながら玄徳と曹操中心に動き始めたように思います。私の中ではようやく玄徳が主人公らしく感じた8巻。曹操を上手く騙し、軍を率いて曹操の元を離れた玄徳は「おお、見事!」でした。
でも次の巻は急展開でしたね。意外にあっさり計画がばれてしまいました。そしてまたもや曹操が主人公格、いやいや関羽も負けていませんね!関羽の人柄にあらためて感心しました。それから頭脳と腕っ節、とてもバランスがよい人だと思います。ありゃ惚れますね(笑)。そんな関羽をどうしても部下にしたくて曹操が懸命になるのも分かります。
それにしても曹操って不思議な人です。とても残酷な人でもありますが、惚れた人物にはとことん尽くす(?)のね。別れの挨拶に訪れた関羽に会ってやらなかったことを後悔し、関羽を追いかけて行くところが好きです。智謀に富んだ人なのに時々ちょっと抜けることもあって、敵役ながら魅力ある人物像ですね。

さて、関羽は無事に玄徳に会えるかな。