「信長協奏曲 3・4」
読み始めたら止まらなくなっちゃうし、何度も読み直してしまいます。
サブロー信長の魅力かなあ。
- 作者: 石井あゆみ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2010/08/12
- メディア: コミック
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- 作者: 石井あゆみ
- 出版社/メーカー: 小学館
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サブロー君、2巻の終盤から面構えが武将らしくなってきました!かっこ良すぎる!
けど、ゆるキャラぶりは変わらないですね。そのサブローの性格と戦国の世のアンバランスさが面白さのひとつでもありますが、設定の細かいところが気になる人には向かない作品かもしれません。
私がちょっと気になったのは、主人公が自分の境遇にあんまり悩まないところ。でも、これはあえて描いていないのかもしれないですね。細かく絵を見ていくと、全然悩んでないわけじゃないことが想像できるコマもあります。
それから、読み進めていくうちにふと思い浮かんだのは、あれ?信長って子供いたよねー?なところ。もうこの4巻くらいまで行くと信長もたぶんアラサーな年齢なわけですが、全然お話に登場しません。パラレルワールド的な考えで子供は無かったことにしちゃうのかなーと、とりあえず妄想することにします。
ま、サブロー信長に惚れてしまえば、あとはもう引きずり込まれるだけっす(笑)。
不思議と惚れてしまう魅力と言えば、サブロー君って、上下関係の礼儀作法にはてんで疎いのですが、その他の面ではとても気配り上手です。馬番の人にも「お疲れさまでーす」って、信長自らお土産まんじゅうを配って歩くし、領民の皆さんにも「助かります、これからもよろしくお願いします」と自然体で気さくなことから慕われていますしね。
そして本物信長と入れ替わった行きがかり上で妻を得たとはいえ、帰蝶さんのことを凄く大事にしているなあと思います。帰蝶さんはサブローの側にいるとき、とても穏やかで幸せそうな表情してますもん。妹のお市ちゃんなんて、まあ、のびのびと育ったこと!もしかしたら、サブロー君はタイムスリップによって本当の家族や友人を失った分、織田家での家族を大切にしているかもしれませんね。
で、この3巻終盤では「あ!」と驚く人物が登場します。
木下藤吉郎の設定にも驚きましたけれど、これはもっと唸ります。
こうきたかー!みたいな。
タイトルに「協奏曲」と名付けた意味。2人の結末がどうなるのか・・・ドキドキな展開を期待します。