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お買いもの日記だったり、つぶやきだったり

「泣くな、はらちゃん #7」雑感

はい、ではネタバレ含めていきます(長いですよ)。
 
 
予告を観たときはもっとドタバタコメディー調になるのかと思いましたが意外とまったりロードムービーでした。今回のお話は起承転結で言うところの「転」かしらん?
これまで自分の身の周りに起きる事象に対し、物分かりがとても良いはらちゃん。今回初めて激しく「嫌です!」という自己主張をしたように思います。大好きな越前さんと離れたくない。そのために世界の理と戦う決心をしたのです。そしてそれは越前さんも同じですね。漫画ノートの封印。
でもこれって、そう簡単にははらちゃん達が現実世界に居続けることができる展開にはなりそうもないフラグ…。オープニング曲の「私の世界」では「世界の中の小さな場所だけあればいい」と唄っていますが、現実の人間だってわずかな居場所を見つけるのが難しいこの世界で、異世界のはらちゃん達が居られる場所があるのかどうか。。。昨夜のニコ生で岡田斗司夫氏が「はらちゃんと越前さんが幸せになれるかどうか心配で眠れない」と言ってましたが(笑)、私も同じような気持ちです(もー、はらちゃん語りの番組を観たいがためにニコ動のアカウント取っちゃいましたよ…)。
 
さて、以下は箇条書き雑感です。
 
・ 「はらちゃんと漫画世界のなかま達です」と大真面目に自己紹介するとこがツボ。引率の先生みたい。
 
・ 大根収穫労働の報酬が大根スティックなのがちょっと残念。はらちゃん達はお金が無くて困っていたから、少額でもいいから現金を得る経験をしてもらいたかったな、と。そして、あのレストランで一皿のオムライスを楽しくみんなで囲むのだ(←これは妄想)。
あの畑のおばちゃん、優しそうな顔してなんだか一癖ありそうだったし、はらちゃん達は上手く使われちゃったかなあと思うとちょっと不憫です。でも彼らは今までいた狭い漫画世界とは異なる広い大地で身体を動かし、取れたて大根のスティックを食べることができてとても満足そうだったのが救い。良い笑顔してました。
 
・ そんなところに竜宮からの使いが参上。このロックミュージシャンの親子は車上生活者なのかしら?は考えすぎかな。でも恐らく人生の色々な影を背負い一般社会からはみ出ているという点ではこの人も狭間の人ですね。居所不安定なはらちゃん達に自分と同じ匂いを感じ取り、親切にしてくれたのかもしれません。でも、竜宮って…。漫画世界の人にとって越前さんのいる世界はただの夢物語に過ぎないと暗示されているようで不安です。
 
・ はらちゃんの「言葉は神様から、メロディは悪魔さんからいただきました」の台詞に驚きました。わー、凄い、こう繋がるとは!!  6話の最後にはらちゃんが歌った「私の世界」は越前さんとの別れの辛さを表現して重かったのに、ロックお父さんに出会ったことで同じ歌が違った趣きを感じさせました。カッコ良さを身につけたというか。
 そして、夕陽に涙したはらちゃんの心にあったのは、越前さんのことかなあ、、越前さんのもとに帰りたい、そして彼女のいるこの世界の美しさへの感動でしょうか。
 
・ はらちゃんと越前さんの再会! ここではぜひ、はらちゃんに抱きついて欲しかったーと思いましたが、越前さんの性格からしてそれは無理ですね、はい。
そして、ゆき姐から越前さんへの感謝の言葉。漫画世界の皆さんは現実世界での経験は乏しいけど、ちゃんとした大人ですね。思慮深さがあると思います。
 
・ 田中くんは年上好きだったのか! でもよりによって次に惚れたのが、ゆき姐とは。。。はらちゃんと越前さんの逆パターンになってしまいましたね。今まで積極的な行動をとらなかった田中くんですが、異世界の障害を乗り越えようとするはらちゃんに負けず劣らず奮闘することになるのか、(てか、ゆき姐がどう思うかまるで不明だけど)果たして? 田中くんもたまにはカッコ良く決めて欲しいなあと思います。
 そして悪魔さんはまだ田中くんに未練がありそうな感じ。でも素直に綺麗と言ってくれたマキヒロに甘えたいのだろうなあ。今回は田中くんが年上好きと分かったから今度こそ思いを振り切れるかしら?
 
・ さて、越前さんの弟ヒロシ。実は一番嫌いで苦手な登場人物なのですが、再製紙工場に突然現れたときは、もう負けたーと言いますか、ここまで徹底されますとね(笑)。彼の役割はきっとあれだ。絶対、最終回でも事態をひっくり返すに違いないと信じます。良い意味で。ええ、期待してますよー! 姉を幸せにしなさい!(笑)。
 
・ そして、ここにきて薬師丸ひろ子さん演じる百合子さんが癇に障るようになってきました。明らかにキーパーソン。親切さを示しながらも、越前さんへのものの言い方に棘や嫉妬を感じます。
 
次回第8話。すべての謎は解けるか、な??