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お買いもの日記だったり、つぶやきだったり

「泣くな、はらちゃん#8」雑感

今日は強風のうえにビル風に煽られて真っ直ぐに歩けないという現象が起きました。危うくよろけてビルの壁にぶつかりそうになりましたよ。

同じ道路上の小さなお子さんを連れたお母さんもその子を抱きしめてしゃがみ込む状態でした。近くのビルの警備員さんがその親子を助け目的の建物まで誘導してくれて良かったです。ちょっと危険な一日でした。

 

* * * *

 

さて、「泣くな、はらちゃん」第8話。ネタバレ雑感であります。

 

 

今回を含め残り3話となり物語も佳境に入りました。

百合子さんが漫画家の矢東薫子であることを本人がついに告白です。第一話あたりからほぼ推測できたことなのでそれは驚きませんが、意外だったのはホントにはらちゃん達を漫画の中で殺していたことでした。単純に百合子さんが彼らを忘却の彼方に押し込んでいたのかなあと思っていたので。

銃みたいなもので撃ち殺されている場面のようでしたね。痛ましい。。。神様(創作者)としての重荷からとはいえ、現実世界に飛び出してきたユキ姐とは一緒に暮らしていた時期もあったのに、殺せちゃうのだなあ、と。百合子さんは相当思い詰めたのですかね。それで「今は余生を送っているのだ」と言っていたのかもしれません。

それにしても不思議なのは、どうしてユキ姐だけが殺される前の記憶を持っていたのか?現実世界に出てきたことで人間化し、記憶の定着率が強くなったのでしょうか。

それから、どうやって百合子さんと越前さんのインナースペース(漫画世界)が繋がったのかなあ?

越前さんのはらちゃん達に対する思いが特別強かったから?

越前さん以外にも「はらちゃんワールド」の根強いファンがいて、その人も二次創作をしていたらどうなるのかなあ?と色々考えちゃいますね。

まあ、この物語においてはSF的に考え過ぎては良くないかもしれません。

 

そして今回特筆すべきは、百合子さんの正体を知ったときの越前さんの喜びよう! はしゃぎ過ぎて居酒屋から飛び出してましたね(笑)。越前さんの興奮状態に対する百合子さんとはらちゃんの反応も面白かったです。

それから、居酒屋からの帰り道に手を繋ぐはらちゃんと越前さんが幸せそうなこと!

はらちゃんってば、なんていい笑顔をするんでしょ。いつだって越前さんを喜ばすことに心を向けて、初給料全部を越前さんのために可愛いキャンディーに使い果たしちゃうし(しかもちゃんと猫の絵付き)。

まさに越前さんの幸せがはらちゃんの幸せなんですねえ。はらちゃんが示す愛はホントに無私の愛に近いなあと思います。

 

今回、ちょっと残念な面を見せてしまったのはマキヒロですかねえ。悪魔さんにプレゼントなんてことは全く思わず、ミニカー買ってブーンブーンと遊ぶ姿はまるで小学生男子です。悪魔さんに呆れられてしまいましたね。

逆に、やっと出番きたー!と思ったのが田中君です。悪魔さんに悪魔ちゃんキャラクター絵付きのお菓子をプレゼントするなんて意外と気が利く一面を見せてくれました。

でも田中君の気持ちは今のところユキ姐一直線でずっとユキ姐のそばをキープ(笑)。

好きな人に冷たくいじられても快感みたいですね^^;

 

それから、これまた意外だったのは越前さんに対して小さな少女のような甘え方をするユキ姐でした。というか、今回、はらちゃんの仲間達はみな子供みたいな 面を見せていたような気がします。現実世界での経験が少ないですから仕方が無いですけれど、でもやはり越前さんは神様であると同時にお母さんでもあるのかな。特にユキ姐は前の神様(百合子さん)に裏切られた経験がありますからね。あなたたちを幸せにする、と約束してくれた越前さんに甘えたくなったのかもしれません。

んー、となると、はらちゃんにとって越前さんは神様であり、恋人であり、母親である…と。そして越前さんにとってはらちゃんは、友人であり、恋人であり、自分の人格の一部である、というちょいと考え込みたくなる関係ですね。

 

ま、それは置いておいて。

はらちゃん達との約束を守れるかな、越前さん…。いや、越前さんが信じられないわけではなく、越前さんがどう頑張ってもどうにもならない事態が生じることもあるわけで、それが心配になります。

 

 

そしてそれに関連するのか……、はらちゃん達はついに知ってしまいます。

この世界は素晴らしいことばかりではないことを。哀しみにあふれていることを。

はらちゃんは前々から「この世界は素晴らしいです!」と繰り返してましたので、いつか何らかの形で実態を知ることになるんだろうなあとは思っていましたが、「岸辺のアルバム」方式で来ましたか。

うーん、この「こう来たか!」の感覚はあれですよ。アニメ版「鋼の錬金術師」第一作目の後半部分で感じたものに似てます。あれもけっこう現実の事象にリンクさせてるんですよね。

 

しかも次回予告観たら、はらちゃん誰かに殴られてるし(泣)。

たとえ、この世界に失望しても、それでもなお、この世界で越前さんと共に生きていこう、と。そう思ってくれるといいなあと願ってしまいます。

はあ…そして残り2話。終わってしまうなんて哀しいですが、私が想像できない、見たことのない終わり方を見たいです!

 

 

 

「泣くな、はらちゃん」オリジナル・サウンドトラック

「泣くな、はらちゃん」オリジナル・サウンドトラック

私はiTunesStoreで購入しました。

「私の世界」は後ろ向きの曲ながら不思議とリピートしちゃいます。

「次元横断変奏曲」は、はらちゃんが現実世界に戸惑い、喜び、恋して切ない想いをする風景を思い浮かべますね。

 

 

泣くな、はらちゃん シナリオBOOK

泣くな、はらちゃん シナリオBOOK

これは楽しみ、絶対買う買う。