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お買いもの日記だったり、つぶやきだったり

ルルーシュ展メモ

見学から時間が経ってしまい結構忘れてます(3回分行ったのに情けなや)。大雑把にですが残り僅かな記憶だけでも残しておきましょ。
今回の展示はギアスの作品世界全般というよりもルルーシュの生涯に重点を置いているので展示物もルルーシュの視点に合わせてありましたね。大きく分けると、幼少時代、学園での生活、ゼロとしての活動期、神根島での対決、皇帝即位後…といった流れ。
作画系展示としてスペースを多くとっているのは神根島でスザクとルルさんが相対するところで、映像も用意してあり何度も見入ってしまいます。原画も映像も何回見ても飽きない画の熱量が凄いなと思いますね。それに原画の鉛筆の線て勢いがあってなんともワクワクします。他にも製作手順の紹介として原画→トレス→彩色の順でデジタル画像もモニタで展開されているのですが、原画段階で作監さん?の手が入ると驚くほどルルさんの印象が変わっていました。同じ演出でも役者さんが変わると解釈がこんな風に変わるのね、うん、そんな感じです。
次に多い展示はゼロと黒の騎士団の活動記録かな。事件ごとに解りやすく説明があって、年表もありましたし「これ欲しい!」と思っちゃいましたよ。残念ながらパンフには年表掲載されてませんでしたの。
体験系展示としては枢木神社ですね。砂利石も敷いてあって本格的です。「土の味」のあのシーンを再現してみたい人も多いと見え、私が最初に行った日はちょっとばかり行列が出来てました(私は遠巻きに見てただけなんですが)。その時はスタッフさんが撮影代行してくれていたようですから、頼みやすかったせいもあるかもしれません。
とまあこんな風に私の文章だと説得力ないいですが展示内容がとことん練られて作られてるなあと感じられてとても興味深かったです。

さて、それにプラスして今回の展示は音声ガイド「ルルーシュver.」「スザクver.」「ゼロver.」があるのも目玉だと思うのです。
展示物だけでも楽しめますが、この展示会はぜひとも音声ガイドを聴いて欲しいですね。できれば全種類。私は聴いて良かった!
ちなみにコメンタリー上映時の話ですと、通常音声ガイドは入場者の40%の利用があればいいところをルルーシュ展では70%を超えたそうですから、関心の深さが伺えますねって、そりゃもう音声ガイドに3種類用意されちゃっていれば…えげつない…いや大変嬉しい(笑。
私はチケットを購入する際に、3連バージョンが販売されていて音声ガイドが3種類用意されているということは全部聴いて欲しいということか。では受けて立つ!みたいな勢いで買っちゃいましたよチケット…。でも結果後悔はしなかったものね。ほんとはもっとそれ以上に何回も聴きたかったですが、体調的に仕事的に無理でした、残念。なのでガイドの内容をCD化して販売して頂ければとても嬉しいです。
聴いた印象としては(細かいところはやっぱり忘れている)、
まず「ルルーシュver.」はルルさんが照れてるのが可愛い、ちょっと笑ったりするのが可愛いのです。
「スザクver.」はなんて言ったらいいか…穏やかなのですが深い心の奥底に哀しみが流れているのです。ひと声聴いた瞬間、ああこれは家族を亡くした人の声だと思いました。
「ゼロver.」もし音声ガイドを1回しか聴けないのであれば、これを選んでほしい
と思ってしまう。てか、ゼロver.を最後に聴いたのでこれが一番記憶に新しいのです。でも役者さんの表現力って素晴らしいなと感動する一作ですよ。ガイドは10番まであるのですが、4番までは冷静なゼロ視点、しかし5番からは何かを得るためには失うものも当然あったこと、組織が大きくなるにつれ人々のぶつかり合いも大きくなり人も沢山死に、でも歩みを止めるわけにはいかなかったことについてゼロの心の揺らぎが述べられていきます。6番はゼロが誕生した瞬間について。いや、これも結構な驚きでして。私は単純にスザクを処刑から助け出したときかなと思ったのですが全然違ったよ…。
それは、場所は枢木神社、スザクに出会い、2人なら出来ないことなんて無いと認め合ったときがその瞬間ではなかっただろうか、と。
だからルルーシュにとってゼロの成り立ちには最初からスザクありきなのだな、と。ルルーシュはスザクが親友だから黒の騎士団の仲間にしたかったということだけじゃなく、そもそもゼロの半身はスザクなんだなと思った次第です。
そして、7番。人智を超えた存在v.vの罠にはまりゼロは正体を晒さなければならなくなったこと。ゼロではなくてルルーシュとしてスザクと対決しなければならなくなったこと。「そう、ルルーシュとして…」この7番最初はゼロの語り口だったのに、この「そう…」からルルーシュのそれになるのが圧巻でした。
8番以降は記憶がますます怪しいんですが、スザクver.と一緒ですかね???スザクがシュナイゼルのことをそんな風に考えていたんだと新しい発見でした(本編でも描写あったかな?)。
スザクver.とルルーシュver.を聴いたときは病み上がりであまり時間をかけて聴けなかったし、集中力も余計に欠けていたのが心残り。CD化お願いします!ともう一度叫んでさあ寝ます(ただいま0時20分)