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お買いもの日記だったり、つぶやきだったり

助かったこと

たまたま読んだ新聞小説に主人公?が入院した母親のためにパジャマを4着買ったとあったのですが、4着じゃ足りないんじゃないかと思いましたよ。うん、私の母には足りなかった。
病状にもよるけれど、不測の事態というのは生じるわけでして。
吐いて汚してしまったり、下剤の作用でおむつだけではどうにもならずパジャマまで…ということも幾度もありました。それで一日に2〜3回着替えることもあったりするので、パジャマは7、8着あると安心です。でも、パジャマでもその数買うとなると結構な金額になりますね。1着4千円前後しますもん。もっと安いのを探せばあるのかもしれませんが、オシャレさんだった母にはなるべく綺麗な色柄の物を選んであげたいと思いました。色柄が良いものはパジャマといえどやっぱりそれなりの金額がしますね。そしてリハビリ病院に転院すると、今度はリハビリ用の服や靴が必要だったり…。
パジャマ以外にも病院で使用する雑貨類を揃えるとお金がかかります。私の場合、父も入院していたり、老人保健施設に入所していた時期がありましたので、そちらでもいろいろ入り用でした(父も普段の生活からは分かりませんでしたが、意外にオシャレさんでした)。なので、一番ありがたかったのはやはり現金のお見舞いでしたね^^;;

それから、車の免許を持っていない私には病院への送迎も助かりました。たくさんのパジャマの洗い替えを持って通うとなると結構大変でしたから。父と母が同時に入院入所していた時は特に。背中には通勤用リュック、右手と左手それぞれに両親の着替え類を抱え、駅に着くとコインロッカーに預けて、通勤帰りにコインロッカーから荷物を出し病院に向かいました。平日はだいたいそんな日が続き…。雨や雪の日は足元も悪くてえらいこっちゃ!です。でも、土曜日・日曜日の母の友人たちの車での送迎の援助がどんなに助かったことか。

他に嬉しかったことは、母の友人たちが母の手を握って話しかけてくれること。母は言語障害になり話すことができなくなってしまいました。医師はこちらが話しかけることも理解できていない、と言っていましたが、たぶん、母は少し理解できていたと思うのです。発症してしばらくは無表情の母でしたが、毎日手を握って足をさすり、話しかけているうちに段々と表情に変化が出るようになってきました(最初の病院が駅前で近かったのも毎日面会するのにありがたかったです)。数ヶ月経ち、母の友人が母を褒めると「やあねえ」という感じで照れまくって、ふざけて怒ったフリをすることもありました。そして楽しそうに話しかけると、母も嬉しそうな表情をするのです。人と触れ合うことは回復のうえでとても大事なことなのですね。


もしも、友人や知人が残念にも病気になってしまったら…。思い返して同じようにできたらと思います。