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お買いもの日記だったり、つぶやきだったり

さくらちゃん、ありがとう


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愛猫のさくらちゃんが一昨日その生涯を終えました。
15歳でした。



7月に入ってから怠そうにしていましたが、食欲はあり夏バテかと思っていました。
でも連休終わりの日は食事を受け付けず、休み明けに獣医さんに診せたところ乳ガンとのこと…。しかも患部から出血してました。今まで気づいてあげられなかったことに後悔が募ります。
3月の検診では肝機能の数値が少し良くなっていて安心したのに。体重が減ったのは糖コントロールの食事や高齢のせいかと思っていました。きっとそのときにはもうガンに罹っていたはず。痛くて辛いのを我慢させてしまいました。


最期の4日間は大好きな焼き魚の匂いにも反応せず、水も飲まなくなったため、獣医さんの皮下輸液とスポイトで口の端から水分を補給するだけでした。でもそれさえも、さくらちゃんにとっては苦痛だったかもしれません。苦しまずに逝かせてあげたかったのですがとても残念です。


さくらちゃんは私が一人暮らしを始めてから、母が拾って育てた猫さんです。父が亡くなり母が入院中のため実家を引き払った際にさくらちゃんを引き取ったのが、ちょうど3年前の夏。私は猫の毛アレルギーでしたし、さくらちゃんは抱っこが嫌いな猫さんでしたから、あまりスキンシップはできませんでしたが、足元にそっと寄り添ってくれたり、愛らしい仕草で私を慰めてくれました。母を亡くしたときにはその存在がどんなに助けになってくれたことか。それだけにさくらちゃんの死はひどく哀しいです。


上の写真はさくらちゃんがまだ若かった頃。花の香りを楽しむ仕草が可愛い美少女ぶりを発揮しております(鼻の下にチョビひげ模様があるけれど)。
ああ、まだ信じられないなあ。さくらちゃんがお気に入りの場所、姿を見せそうな場所をつい目で追ってしまいます。そして、両手のひらにのる赤ちゃん猫だった頃とか、母と一緒に私を見送ってくれる姿とか、いろいろ思い出してしまいます。まだしばらくは涙が出てしまいそう。


さくらちゃん、15年間、私たちと一緒に暮らしてくれて本当にどうもありがとう。