内と外

先週は久しぶりにBarに行ってきましたよ。

サイドカーや竹鶴17年のノンチルなどをいただいたりして楽しんでいたら、ちょっと驚きの出来事がありました。

リンと鳴る扉のベルの音と共に、子供の声が聞こえました。扉に視線を向けるとそこには小学生の男の子が。

どうやら低学年の子のようです。え？と思っている間に後からご両親と思われる２人組が入ってきました。男性のほうはスーツ姿ですから恐らく仕事帰りでしょう。

そう遠くない場所に住宅街があるとはいえ、このBarに子供を連れてくる人を見るのは初めてでしたのでビックリしました。しかもここはCigarBarでもありますしね。

バーテンダーさんは３人をそれとなく個室に誘導してました、が。

それでも個室内から聞こえる「お母さん！お母さん！」の叫び声。しばらくしてそれが聞こえなくなりホッとしていたら、今度はBarの扉を開け閉めする音が…。さっきのお子様がBarを出たり入ったりしながら扉のベルを鳴らして遊んでおりますよ。この子もね、たぶん、大人ばかりの店で居場所がなくて退屈しているのだと思うのですよ。

バーテンダーさんもお子さんに声をかけているようでしたが、他のお客さんの対応をしながらですからね、無理があります。ご両親はいったい何をしているのか？

私は視界に落ち着きの無い子供が入ってくるたびに、どうしたもんだろうかと考えてましたが、他のお客さんはどう感じているんだろう？　気にしているのは私だけかしら？

でもね、家の中での振る舞いと外での振る舞いはやっぱりちゃんと分けなきゃいけないと思うのです。子供がいて良い場所と、そうでない場所もそう。特にBarは純然たる酒場なのですから。

そんな風に結論して、この一杯がもうすぐ飲み終わるから、そしたらお会計してお店を出るときに、扉で遊んでいるあの子に「お父さん、お母さんのところに戻りなさい」って声をかけようと考えていたら、いつの間にか、あの親子さんたちのほうが先にお会計してました^^;

もしかして、ご両親もお子さんのことを気にかけてくれていたのかな？それとも偶然かしら。前者だといいんだけれど、、、そして、またどうしてもお子さんを連れてくるなら、大人のお店での振る舞い方を教えてあげて欲しいなあと思います。